倫敦(ドリトル先生と漱石と)ー先週のお題
ドリトル先生はロンドン在住ではないのですが、ロンドン下町雀も登場しますので。
そして漱石には『倫敦塔」という小品があります。
この二つの作品で印象的なのが、靄や霧。
そして21世紀に入っても、倫敦は霧の街。
最初に出かけた30余年前
サッチャー政権の真っ只中
大英博物館の前には大きな預金箱
「政権の方針でこのままでは入館料を取らなくてはいけなくなります。
我々は公共のために、無料でサービスを続けられるよう頑張っています。
趣旨に賛同いただける方は寄付をお願いします。」
publicのためにという言葉が新鮮でした。
新装開店した大英博物館には
その面影もなく
British Museum - Visiting
観光客で賑わっています
倫敦というよりブリテンに興味を持っているのですが
ブリテンがブリテンらしいのが、やはり倫敦かな?と
大好きな推理小説の中で
ピーター卿が
「なんだって!純血(ブルーブラッド=貴族)だって!このブリテンで!
ありえない。ありえないよ。僕だって母方はフランス人の血を引いている
父親の方だって怪しいものだ。混血こそがブリテンなのさ」
というようなセリフを喋るところがあります
混血・混沌・曖昧・融通無碍
そんなブリテンを切り取ったような
倫敦
大好きな街です