『雪と珊瑚』梨木香歩
読んだ後、思い立って作り始めたのが
ちまこ様の「ザワークラウト」
ザワークラウト☆ 発酵野菜をたくさん食べよう! - めざせ 野菜1日350g! ちまこ通信本物のザワークラウト(塩キャベツ)の作り方
2015/12/30 19:50
『雪と珊瑚』
本の帯には「21歳で母になった…」書いてあって
なんだか涙満点な感じに思えるけど
でも文体も主人公の珊瑚も
すごく乾いている
そこにゆっくりとゆっくりと
丁寧に、丁寧に作った
味が染み込んでいく
主人公の珊瑚が
娘の雪と一緒に
ゆっくりと育っていく
ビルドゥングスロマン
男性が主人公でドイツのものとは
ずいぶん色合いが異なるけど
人との関係とか社会とか
そんなものに触れて
実感していくのは
同じなのかなと思う
読み終わった後
とにかく何かを作りたくなる本
(いっぺんに切れないので一枚ずつ)
(キャベツの千切りは牛刀)
塩小さじ1杯の前
(モミモミした後)
梨木さんを初めて知ったのは
『りかさん』
娘に勧めてみたけれど…
いまいちだったみたい
しばらく経って
『西の魔女が死んだ』を気に入って
以来、二人のどちらかが何かを読んでいる
そんな作家さん