アロマあれこれ le quatre-vignt

アロマの勉強中。使ってみたアロマオイルやアロマ関連書籍の紹介も

リフレッシュナー百花斉放ー安全のために

=精油には薬理作用のある成分が含まれますが
薬効を保証するものではありません。
 精油の使用は自己責任でお願いいたします=

いつもお約束の前文ですが、ちゃんとした理由もありまして

「天然成分100%」=安全ではない

精油は植物の芳香成分をギュッと濃縮
ものによっては医薬品より薬理作用成分が高濃度に含まれていたり
数百の成分が一緒になって働くこともあって、
効力の個人差が非常に大きい

私が実際体験した例です
ウィンターグリーン
プラナロム エッセンシャルオイル ウィンターグリーン 10ml
クナイプ グーテエアホールング バスソルト ウィンターグリーン&ワコルダーの香り 40g (医薬部外品)

精油にしては珍しくサリチル酸メチルがほぼ99%近い精油
サリチル酸メチルは鎮痛・解熱に優れた効果を持ちます
市販薬のバファリンアスピリン、鎮痛湿布薬にも使われます。

なので、アロマテレピーでも積極的に…と言いたいところ
実際に、肩こりやスポーツ疲労、筋肉の軽い損傷に部分的に使われてます
でもティスランド著の『精油の安全性ガイド』*1では
「絶対にアロマセラピーに使ってはいけない精油」扱いです。

どちらが正しいかというと、どちらも正しい。

サリチル酸メチルは自殺によく利用されます
バファリン60錠が大人の致死量だとされています
バファリン1錠あたりサリチル酸メチル300mg)
なので、服用(飲用)には細心の注意が必要です

日本では精油の飲用を勧めるところはまずないですが

精油経皮吸収されて、体内を循環します
なので、
バッファリン・アスピリン剤にアレルギーを持っている人
(飲んで気分が悪くなる・蕁麻疹が出る等)
用いないほうが無難です。

実は私自身がバッファリンにアレルギーがあり
ウィンターグリーンを試しに使った翌日
重た〜い疲労感でダウン

精油を使うときは、効果や効能だけでなく
副作用にもご注意を

*1:精油の安全性ガイド (上巻)