ショートとシングル
盆休み(怠け者の節季働きというやつ)を終えまして
行きつけのBARへ
運よく、同業者の若者が来店
「マスター、美味しいマティーニ飲ませてください」
「美味しいって、どういうことよ。
ま、一遍比べて飲んでみ。」
横から老猫、体を乗り出す
「心配せんでも、分けたげるけん。お待ち」
並べられたのは
チンザノ(白)・ノイリープラット ←ベルモット
ゴードン・タンカレー ←ジン
ビタース
最初の一杯
タンカレーとノイリープラットのドライマティーニ
次の一杯
ビタースを2滴たらして、ゴードンとチンザノのスイートマティーニ
味が違うのはもちろんですが、香り立ちがまったく違う
前者はすっと上に「香りが立つ」
後者はゆっくりと「匂いがふわりと漂う」
さて、これからが本題
マスター曰く
「ショートっていうのは、脳をグラグラって酔わせて
休ませるためにあるんやないかと思う。
エキス珈琲ってものすっごい濃いコーヒ、飲んだ時
脳がグラグラってきて…そんな感じかなぁ…」
精油のシングル使いもこれではないかと。
ブレンドして鎮痛や鎮静効果を高めるのは
体を休ませるため
1滴でも濃厚に香る精油をシングルで使うのは
脳を休ませるため
なんとなく納得している老猫です。
注)老猫は酒が飲めない体質です。いつもひと舐め分けてもらっております。