クラリセージ
花はピンクから薄い紫
女性ホルモンに近い構造を持つ成分を有する精油
なのだが…
この精油の香りから感じるのは蓬と濃茶の苦味や渋さなのだ。草の瑞々しさよりも草いきれ。優しさより厳しさ…ではないけれど、ちょっとうかつには近寄れない雰囲気。
危険を感じるほど…のにがさではないけれど、ちょっと苦手と思えるような苦さ。
そう苦みばしったという言葉がぴったりくる。
俳優の三船敏郎さん(特に若い頃の)を思わせるところもある。
ぶっきら棒で、無愛想で、口が悪くて…
でもずぶ濡れの子猫をほっておけないような
クラリセージの女性性は男性の中の女性性のような気がしてしまう。