アロマあれこれ le quatre-vignt

アロマの勉強中。使ってみたアロマオイルやアロマ関連書籍の紹介も

サンダルウッドの不思議

サンダルウッド(白檀)

Santalum album

Santalum soicatumi
抽出部位:心材 水蒸気蒸留法

インド(スリランカ・マレーシア)産とオーストラリア産がある。インドのサンダルウッド資源が枯渇しかているためオーストラリア産が主流となっている。
種小名が違うと若干香りが違っている。

 

サンダルウッドとパチュリのブレンドは「オリエンタル調」として香水などでもよく使われる。

ジュニパー・クラリセージ・サンダルウッド・パチュリのブレンドでは、クラリセージのヨモギ調の苦みのある草の香りが際立つ。
男性の方がサンダルウッドが香りやすい感じ。
皮膚体温の差によるところも大きいのか、上のブレンドを全身で使うと、上半身はクラリセージとパチュリ、足の方ではサンダルウッドが際立った。
分子量が大きいので、軽めのキャリアオイルと合わせると香りが立ちやすいが、重いキャリアオイルだと香りが沈む。

 

瞑想に用いられる香りであり、日本だとお線香の香りや扇子の香りとして使われている場合が多い。
精油のサンダルウッドは白檀の扇子よりも、深くゆったりとした広がりを持つ。
使っていると(トリートメントをする側も)外部感覚が明晰になった感じがすると同時に、内部感覚は鎮静する。
自分の外の事柄に左右され悩み事が多い人向けだと実感。
鬱病には禁忌とされているが、おそらく内省へと人を向かわせる性質のためだと思う。鬱病でへたに内省に向かうとうつ状態が悪化する。また外部感覚は明晰になるが、それが活動へと向かわないのも鬱病を持つ人には向かないとされる所以だろう。
(個人的には、くよくよする質なので自分に向いている香りだと思う)。

支配星は土星

山羊座の香りとされる。

サンダルウッドの甘さやしつこさがちょっと苦手という人には、サンダルウッドにペパーミントをブレンドすると、スッキリ感が出て良い。

 

感覚は研ぎ澄まされるが心は平穏になる。