アロマあれこれ le quatre-vignt

アロマの勉強中。使ってみたアロマオイルやアロマ関連書籍の紹介も

そろりそろりと参ろう(1)躰のセルフケアのために:重心

人間は二本足歩行
そのため頸から腰にかけて
常に「無理な」(対他の動物比)加重が
そして中年にもなると
頸の痛み
肩こり
腰痛
が持病のようにつきまとう…

だから
重心を意識して
正しい姿勢をとりましょう

といわれています

さて次の坐像で
赤線?青線?どちらが実際の重心でしょう
f:id:natsukifune:20160125202032j:plain

答えは

最も重たい臓器である頭
これをまっすぐ立てると
重心は後ろにずれます

正座をし、膝を肩の広さに広げ
て頭をまっすぐ立てて
脚に体重をかけます
他の人に膝頭を持ち上げてもらいます

次に同じ姿勢で
今度は広げた膝の真ん中
拳一つ分自分の躰の前に
重心を置いて体重をかけます
同じように膝頭を持ち上げてもらいます

2回目の方が後ろに転ばないはず
合気道で最初に習うんです)

重心を意識して正しい姿勢をとる
頭が少し前にある(=やや前傾姿勢)になるんです

野村萬斎さんの格好ですね
(あそこまでカクカクしなくてもいいですがー笑)

頭を後ろに持ってくると
顎が前にで、お腹が凹み、お尻が出る
これが続くと頸・背中・腰に負担がかかることになります

少し前傾姿勢
脚の裏全体を感じる
のがコツだそうです

=この記述は私が私の躰を相手に試したことや
本で得た情報をもとにいろいろやってみた結果を書いています
診断や治療の方法ではありませんので、注意してください=

温湿布グッズ

この頃「めぐリズム」とか
「あずき…」など
簡単に温湿布ができる商品が
増えてきていますね〜

ありがたいことです

私のイチオシはこちら
Leschi ネックウォーマー キャット ピンク [HD360]

持っているのは黒猫さんです

小麦胚芽でレンジ3分
心地よくぬくもります

オススメのぽいんとは
  

肩・首だけでなく
太ももの上
背骨の下
頭の上

結構いろんなところに
置いておけます
(寝ている間に移動するけど)

少しお高いですが
3年余り酷使しても無事なので

目の疲れとトリートメント

目の疲れや眼精疲労って
大なり小なり皆さんが経験している
「悩み」ですねぇ

私も老眼と虚しく戦っていた頃
大分に悩まされました
今は手元メガネと日常メガネの
二刀流ですが
中々なれません

さて
目が疲れるというと

目を使いすぎて
目の神経が疲れる

わけですが
目の神経は三種類ほどあります

1.眼球の情報を伝える視神経
2.眼球の動かす神経(動眼・滑車・外転)
3.目の感覚を伝える神経(三叉神経)

よく目薬なんかで目の神経と言われるのは1番目
目の焦点を合わせる筋肉を動かしたりしています
またしょっちゅう感覚情報を伝えていますから
疲れますよね〜〜

でも2番目と3番目の神経も結構大事なんですよ

f:id:natsukifune:20160118193019j:plain

下手な上にギョッとする絵ですが
眼球のまわりの筋肉です
上目遣い、斜めに見る、見下す
など情緒的にも使える筋肉(笑
この筋肉群を動かしているのが2番目の神経

f:id:natsukifune:20160118194717j:plain

はい、こちらは3番目の三叉神経
名前のごとく耳の前あたりで三つに分かれます
そのうちの一番目の神経が目に関わります
上瞼をあげたり
目のまわりの感覚を伝えたり…

視神経を皮膚のトリートメントで癒すことはできません
2番目も深層筋肉ですし、目の中ですから難しい
でも3番目の神経
皮膚のすぐ下の上瞼から眉のあたり
三つに分かれる耳のまえ

ここを温めて
ゆっくり、やさしく、なでるように
指先に少しだけ力を入れて
皮膚を傷つけないようにクリームや植物油で
トリートメント
すると
結構、疲れが取れるのではないかと

先日ちまこ様にコメント上で
お勧めしてみました
少しお疲れがとれていると嬉しいです

男性こそフェイシャルを

私が習っているのは
AEAJのアロマテラピーなのですが
今年度からセラピスト実技に
「フェイシャルトリートメント」が必須に

アロマなのになぜフェイシャル??

私も「エステなんて」「フェイシャルなんて」
自分には関係がない!と思っていた人
フェイシャル=美顔・美容
と思っていたわけです

でも解剖学とか学んでいくと…

顔の筋肉・骨・神経が
すっごく細かい

(肉体比)
しかも
頭蓋骨や脳に近い

実際にフェイシャルを受けてみると
爆睡

フェイシャル=リラクゼーション

なんですね…
とくに神経とか精神の緊張を
ほぐすのに良い
みたい

女性よりおしゃべりが苦手
女性より悩みを話せない
女性より泣くのが…
と女性に比べてリラクゼーションの
方法と機会が乏しい男性

そんな男性にこそ
フェイシャルトリートメント

そう思うこの頃です

(男性整体師の方と
お互い施術のしあいっこをするんですが
フェイシャル、いいねぇ〜って)

『雪と珊瑚』梨木香歩

雪と珊瑚と (角川文庫)

読んだ後、思い立って作り始めたのが
ちまこ様の「ザワークラウト

ザワークラウト☆ 発酵野菜をたくさん食べよう! - めざせ 野菜1日350g! ちまこ通信

本物のザワークラウト(塩キャベツ)の作り方

2015/12/30 19:50

『雪と珊瑚』
本の帯には「21歳で母になった…」書いてあって
なんだか涙満点な感じに思えるけど
でも文体も主人公の珊瑚も
すごく乾いている

そこにゆっくりとゆっくりと
丁寧に、丁寧に作った
味が染み込んでいく

主人公の珊瑚が
娘の雪と一緒に
ゆっくりと育っていく
ビルドゥングスロマン

男性が主人公でドイツのものとは
ずいぶん色合いが異なるけど
人との関係とか社会とか
そんなものに触れて
実感していくのは
同じなのかなと思う

読み終わった後
とにかく何かを作りたくなる本
f:id:natsukifune:20160110180155j:plain
(いっぺんに切れないので一枚ずつ)
f:id:natsukifune:20160110180156j:plain
(キャベツの千切りは牛刀)
f:id:natsukifune:20160110180157j:plain
塩小さじ1杯の前
f:id:natsukifune:20160110180159j:plain
(モミモミした後)

梨木さんを初めて知ったのは
『りかさん』
娘に勧めてみたけれど…
いまいちだったみたい
しばらく経って
西の魔女が死んだ』を気に入って
以来、二人のどちらかが何かを読んでいる
そんな作家さん

水仙に蝋梅ー和の香り

f:id:natsukifune:20160106204422j:plain

年末いただいた水仙が咲きました
近くの農家の庭先では蝋梅も

暖冬とはいえ
冬の香りです

水仙は中東出身とか
蝋梅はともかく
水仙精油になっていそう…

調べてみると

なんと

曼珠沙華と一緒で
有毒植物
精油はありますが
濃厚すぎる…
(イランイランより濃厚!)

確かに水仙峡などで
風に乗って大量の香がくると
むせかえるような
酔うような感じがします

確かにどちらも
香で花を知るもの

そういえば能の「東北(とうぼく)」に

春の夜の 闇はあやなし
 梅の花 色こそ見えね 香やはかくるる

という一節があります

和の香は「聴くもの」とも

おとづれを告げて静まる

精油のように華やかに
香り立つこともないものなのかもしれません